日々新しい研究にチャレンジし、優れた先駆的研究を進める大学は、同時に様々な化学物質や実験設備に取り囲まれ、それらを常に試行錯誤の中で使用する環境にあるといえます。その意味で、決まった設備、薬品を使って、同じ作業を繰り返す工場などより管理が難しく、化学物質による暴露などの事故や環境への漏出が起こるリスクが大きいと考えられます。このリスクを低減するためには、個々の構成員が、化学物質、高圧ガス、研究設備などの危険性に対する正確な知識を持ち、適切に管理、使用することが大切になります。環境安全センターでは、安全教育・環境教育を通じて構成員に教育研究活動に伴うリスクを理解してもらい、その低減を図ることを使命としております。また、化学物質の使用により発生した実験廃液を回収し、センター内で適正に処理・処分することによって、大学内での教育研究活動がスムーズに行われ、健全な環境を維持することを使命としております。 広島大学において、事故なく素晴らしい教育研究が行われるようセンタースタッフ一同努力していきますので、皆様のご支援とご協力を宜しくお願いいたします。 環境安全センター長 西嶋 渉 |